歴史

書評

【書評】恋歌/朝井まかて/講談社文庫ーー幕末の水戸藩での壮絶で一途な、愛の物語

ーーさく梅は風にはかなく散るとても にほひは君が袖にうつして  さてさて始まりました! 歴史のお勉強です!……今回ご紹介させていただく作品は、”第150回直木賞”の受賞作でもある、朝井まかて・著『恋歌』になります。この作品の主人公は、樋口...
2022.03.30
書評

【書評】滔々と紅/志坂圭/ディスカバー文庫ーー吉原の女版・半沢直樹?!

ーー花魁の血は煮えたぎっておりんす。返り血を浴びて火傷なさいませんようお気をつけくんなまし。  今回ご紹介させていただく作品は、志坂圭・著の『滔々と紅』です。あ、間違えました。『滔々と紅』でありんす。関東東北から売られてきた娘たちの故郷の...
2022.05.31
書評

【書評】言の葉は、残りて/佐藤雫/集英社文庫ーーそれでも妻を愛しつづけた鎌倉の将軍

ーー私は一人の女人としてあなた様を恋い慕いたかった! ーーそれでもいい、私はみだいでなくてはならんのだ  今回ご紹介させていただく作品は佐藤雫・著の『言の葉は、残りて』になります。鎌倉幕府三代将軍である源実朝と公家の姫様である信子の、出...
2022.05.20